周りにもやり始める人が増え、自分もやってみようかな?と、ふるさと納税に興味を抱いている人はどんどん増えてきています。一時はテレビなどでも取り上げられることが多かったのですが、最近では少なくなり、やり方が分からなくて不安に感じている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、今からでも簡単に始められる“初めてのふるさと納税のやり方”についてお話していきたいと思います。仕組みややり方が分かれば、誰でも簡単にお得さを味わうことができるので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
ふるさと納税のやり方
それではさっそく、ふるさと納税のやり方について解説していきます。
1.自治体選び
まず初めにあなたがすることは、お好きな自治体を選ぶこと。たくさんの自治体の特産品を探すことができるサイトはいくつかありますが、人気のあるさとふるやふるぽなどから始めてみてはいかがでしょうか。
初めは食べたい!欲しい!試してみたい!と思う特産品から自治体を選択するのがおすすめです。ふるさと納税を何回か行っていくようになると、寄附の使い道にも注目して選択しても良いと思いますが、まずは返礼品選びを楽しんでください。
限度額に注意
どんな品物でも、お好きなものを選択できるのがふるさと納税の魅力ですが、ひとつだけ気をつけなくてはならないのが限度額です。あなたの家族構成や所得によって設定されるものなので、シミュレートサイトから簡単な目安を知っておきましょう。
2.申し込み
欲しいものが見つかったら、申し込みへ進みます。各サイトによって言葉はさまざまですが、“カートに入れる”“こちらの品で〇〇町へ申し込む”のボタンを押すだけで申し込み画面へ移行します。
会員登録が煩わしい場合、登録なしでも寄附をすることができますが、登録することでメリットが大きいサイトもあります。例えばさとふるでは、登録するだけで次回の入力が省けるだけでなく、寄附の履歴管理や配送状況の確認ができます。
3.支払い
基本的にどの自治体もクレジットカードでの支払いに対応しています。もちろんコンビニ決済などもできますが、クレカでの支払いによりポイントを得ることができるので、おすすめはクレジット決済といえるでしょう。
4.特産品の受け取り
特産品の種類や自治体にもよりますが、申し込みページにいつ頃発送されるのかが明記されていますので、そちらで確認してください。
特産品が届いたら、ご褒美としてひとりで楽しむもよし、家族と一緒に楽しむもよし、楽しみ方は自由です。いつもなら手に入らないような贅沢品をじっくり味わい、その土地の特産品のおいしさを堪能してくださいね。
特産品が届いたらすること
確定申告または申請書の提出
申告が必要な方は期日内での申告をし、特例の制度を利用する方は申請書を自治体へ提出しましょう。どちらも期限が定められているので、必ず遅れることのないようにして下さい。
申告の場合、e-taxなら寄附証明書の添付が省略できますが、税務署へ直接提出する際は、必ず添付が必要となります。
特例制度を利用する場合、申告特例申請書が特産品とともに同封されていることもありますが、ない場合は各自治体のサイトや総務省が案内しているサイトでダウンロードし、印刷して自治体へ送りましょう。
税の控除と還付はいつ確認できる?
ふるさと納税は
・住民税…控除
・所得税…還付
という仕組みになっています。
例えばあなたが1万円の特産品を選び、自治体へ寄附をしたとしましょう。所得税率は10%、住民税(基本)を10%とします。
所得税は、1万円-2千円×10%となるので、800円の還付となります。
住民税(基本)も同様の計算式で800円の控除です。
住民税(特例)の場合は、1万円-2千円×100%-基本の税控除10%-所得税率10%という計算式で割り出し、6400円の控除が受けられます。
住民税が差し引かれるのは翌年分から、所得税はふるさと納税をしたその年の分より還付してもらえます。還付の場合は口座等で確認できますが、控除分は住民税の通知書をしっかり確認しておきましょう。
おすすめの自治体の選び方
それでは最後に、おすすめの自治体探しの方法をご紹介していきます。
ランキングで探すと簡単!
どのサイトでも、前年の人気特産品や、週間・月間でのランキングが紹介されています。お得で美味しい!そんな品物が上位に入っているので、その中から探すようにすると、簡単に迷わず決められるかもしれません。
特集やキャンペーンも見る価値あり
面白い特産品コーナーや、申し込む季節に応じて欲しいと感じるものなどが紹介されていることがあります。
また、さとふるでは抽選でもらえるプレゼントキャンペーンなども実施しているため、せっかくなら申し込んでみてはいかがでしょうか。
簡単なやり方について解説してきましたが、意外とシンプルで誰でもできるように感じませんか?申請書の送付や申告さえすれば、本当に手間なく楽しむことができる制度なのです。やってみようかな?と感じたら、まずは特産品探しから始めてみて下さいね。